益子春の陶器市(エントリー作品 その2)

いよいよ来週土曜日28日から陶器市が始まる。
出展者専用駐車場の確保および役場観光課への出店届等完了。
明後日はテント設営だ。

準備は馬鹿にならない。年々規模を増している催事なので、改良点も多々ある。
何はとまれ来訪するお客人に失礼の無いよう店構えをしっかりしないと。

作家によって、民芸店によって様々なやり方で作品販売をおこなっている。
近年は陶芸作品店以外にも、ファッションに関する店、食べもの屋が通りを
埋めているのが現状だ。

一昔前の「市」ならば、私どもの店も一年間仕事して店に卸せなかった作品、多少
難あれど家で使用するには十分な作品等を「陶器市用」いわば「お祭り価格」で
放出していたのだが、近頃はその程度の事では商売がうまくいかなくなってきている。
客人の目も以前より肥えて、時代背景も景気が芳しくない事も影響して、その他
様々な要因が折り重なって今に至っていると思う。

無我夢中でやって来た「市」の仕事も、最近では随分と変化してきたものだ。無論
私どもの店にとって、であるが。

特に今回から「陶器市初お目見え」=「新作」を投入する構えになった。その辺を
楽しんで頂ければ幸いである。
前回に引き続き数点紹介させていただく。

   先ずは「フリーボウル&ソーサー」
   これはもう名のごとく自由に使って頂きたい。ミニ丼として、ミニサラダボウルと
   して、汁ものの碗として、様々に使用できる。何も常にソーサーを付ける必用も 
   無い。デザインは、川の流れ・舟の運行及び進路等を思い描いた。オーストラリア
   のアボリジニアンアートがヒントになっている。
   



   次は「滴型小皿」
   昔でいう所の「お手塩皿」=おてしょ。
   ちょっと小さなお菓子を入れてもいいですね。


   これらは海炎窯おなじみのデザインかもしれません。写真下の四方皿は長さが
   約29.0cmあります。うえの木の葉型はそれよりやや短い。
   白色ですから盛り付けるものを選びません。料理映えがする器、かな。

   はてさて最後は、ホーレンソーのゴマあえを盛り付けた写真ですが、この白い
   釉薬は本邦初公開の釉薬です。
   上記の白の長皿の 白 とはちょと風合いが異なります。この辺はぜひ現場で
   御覧になって欲しいです。

こんな感じで今回も新旧取り混ぜて、様々な器を見て頂きたいと思っています。
もちろんいつもこの舞台に並ぶ常連作品も用意してあります。
どうぞ期間中お出かけ下さい。
 前回は陶器市春秋通算第100回、という事もあり出血大サービス!という日もあり
 ましたが、今回は今回で又、「お楽しみ」を用意済、です。オタノシミニ!!

でわどちらさまも、御機嫌よう!  See you at "海炎窯☆作品店"!

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